日々ハードな仕事をこなす水産業者のお腹を満たす漁港メシは、安くて旨くてボリューム満点が合言葉。今回はそんなデカ盛りの絶品グルメを求めて、浦添市牧港漁港にある「海鮮食堂 太陽(てぃーだ)」へ行ってきました。
地元民が多く訪れる人気店
沖縄本島の西海岸に位置する浦添市ながら、市内唯一の漁港である牧港漁港。なんでもソデイカやマグロ、カジキなどの漁が行われており、月曜から土曜日まで朝8時からセリが行われるのだとか。今回ご紹介する「海鮮食堂 太陽」は、そんな牧港漁港の目の前にあります。
店内はテーブル席が中心ながら、掘りごたつタイプの小上がり席やグループでも一度に座れるベンチ席も完備。訪れるお客さんは近くのサラリーマンやファミリーなど地元民が多く、曜日や時間帯にもよりますが昼以降はほとんど満席状態が続きます。回転は早いものの、多少待つ場合もあるのでご了承ください。
入店するとまずは券売機で食券を購入。西原にある人気の食堂「大ばんぶる舞」もそうでしたが、このスタイルの場合次々と後ろからお客さんがやってくるのでメニューは予め決めておくのが吉。その点、我々は一番人気の海鮮天丼(大)にすると決めていたのでスムーズ…のはずだったのですが、、、、
発券機以外のメニューも壁に結構ある
店内をよく見ると発券機に記載されていないメニューがあるではありませんか。さらに後ろからおじぃが「天丼の(大)は大きすぎて頼まないさ~。みんな(中)を頼むよ」と優しいアドバイス。エ?嘘、ありがたいけどすでに勢い余って(大)を押しちゃったよ…
「ちなみ、おじぃも中を頼んだんですか」
「俺はすば(沖縄そば)ね」
なんて会話をしている間にも次々と押し寄せるお客さん。その行列のプレッシャーに耐えかねて出した結論、それは大きすぎる大サイズを選んだのだから、もう一方は小サイズである天丼ミニ(こっちは発券機にないメニュー)という選択でした。よし、こうなったら大とミニを比べてみるぞ~。
天丼大とミニを食べ比べ
注文後、最初にやってきたのは海鮮天丼の大サイズです。海老3尾、ゴーヤ、キス、ホタテ、アナゴ、イカ、白身魚2個、ナス、玉ねぎ・人参・紅ショウガのかき揚げがドーンと乗った大迫力の丼。これで1,000円ちょっとはかなりお安い。
揚げたて熱々の天ぷらはフリッターのような沖縄風ではなく、本土式のさくさくした衣です。甘辛いタレが絡んでご飯が進みます。
一方、天丼のミニサイズはこちら。天ぷらの内容は海老1尾、ゴーヤ、ナス、イカ、白身魚。大によりも種類は少なめですが想像以上にボリューミーです。
ふたつを並べてみるとやはり大の方が相当大きい。でもミニもすごく小さいといったらそうでもなく、家庭のお茶碗よりは一回り大きいくらい。これは健闘しているんじゃないでしょうか。
確かにおじぃの言う通り、天丼の大サイズは圧巻のデカ盛りですね。とはいえ普段からまあまあ俺は食べるぞ的な人であれば完食できるレベルかも。実際、自分も無事完食しました。ただしその日の夜になってもお腹が空くことはなく、結局お茶漬けをすする程度でしたが…
コスパはミニのほうに軍配が上がるかも…
食べ終えた感想としてはデカ盛りのロマンを求めるなら大、堅実に昼食を楽しむならミニのような気がしました。ミニといってはいますが、冷静に考えたら丼ぶりサイズの茶碗にご飯がいっぱい&がっつり天ぷらがドドンと乗っているのでこれで十分。ミニを担当した相方によるとむしろ大満足だそうです。
しかも天丼大は味噌汁付きですが、ミニには沖縄そばが付くのもポイント。丼系の炭水化物に汁系の炭水化物を追加する合わせ技まで繰り出すなんて。それも加味するとコスパはミニが勝つかもしれません。沖縄でワンコインランチ選手権なるものがあれば、断トツ1位の栄冠を手に入れることでしょう。ミニすごい!
ちょっと今回はボリュームに関してばかり書きましたが、味は間違いなく美味しいのでご安心を。牧港漁港でセリ落とされたマグロやイカなど、沖縄の食材を交えながら作られる海鮮天丼は絶対におすすめです。
沖縄・浦添市「海鮮食堂 太陽」
〒901-2131 沖縄県浦添市牧港5丁目22−2
TEL:098-875-7744
営業時間:11時〜15時30分
定休日:月曜日
駐車しやすさ:★★★★★(広々としていて初心者やペーパードライバーも安心)
ドライブ魅力度:★★★(ドライブスポットではありませんが、那覇方面から宜野湾や北谷、読谷や恩納に向かう場合は必ず通る58号線近く。アクセスは良しです)
海鮮食堂 太陽までのドライブルート
海鮮食堂 太陽の駐車場
発券機にないメニューはジワジワと増えていっているもよう。ネギトロ丼、うな丼、天ぷら定食など商品いメニューはジワジワと増えていっているもよう。ネギトロ丼、うな丼、天ぷら定食など商品開発に余念がありません。人気店なのに現状に満足しない向上心、見習いたい!
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投稿:ash
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