【浦添ランチ】港川外人住宅近く「ピザハウス本店」クラシカルな雰囲気とフルサービスが心地良い本格アメリカンレストラン

浦添の港川外人住宅近くに建つ豪華な洋館。道路拡張工事による6年間の休業を経て新たにオープンしたのが「ピザハウス本店」です。

スペイン瓦の屋根と温かみのある外壁が印象的な外観は、同じ場所にあった旧本店を踏襲したデザイン。中庭からすでに別世界に迷い込んだ感じですよね。まるで貴族、心は貴族ですわよ…！

レストランのある2階へ上がる頃には、ついに社交界デビューか…。そんな不安や期待が入り混じった複雑な気持ち（貴族の皆様、そんな気持ちで合ってますか？）さえ抱くくらいに気分がアガってきました。

レセプションで受付を済ませ、案内されたのは108席のメインダイニングです。天井が高くクラシカルな雰囲気はハイクラスのホテルのよう。

アメリカンなソファセットは二人で利用するには申し訳ないくらい立派なサイズ感でした。広いのでゆったり寛げるんですが空間のオーラがすごくてすごくて…。

「ピザハウス新本店」のメニューはハンバーグやステーキなどの本格洋食が中心。同系列の「ピザハウスジュニア」よりも価格帯がお高めですが、フルサービス＆セットメニューなので納得です。今回は日替わりランチプレート（1,650円税別）のお魚料理と、創業当時から変わらぬレシピで提供しているローストビーフ（2,160円税別）をオーダーしました。いずれもスープ、サラダ、ライスまたはガーリックトースト、ドリンクがセットになっています。

はじめにやって来たのはかぼちゃのスープ。そのままでも充分美味しいのですが、クルトン代わりのクラッカーを割り入れると塩気が加わってさらに美味。

サラダは和風、イタリアン、フレンチ、ブルーチーズの中から好きなドレッシングが選べました。写真上はブルーチーズのドレッシングなんですが、これが大正解。風味だけではなく本物のブルーチーズがゴロゴロ入っていてリッチな味わい。相方はイタリアンにしていましたが、こちらもガーリックが効いた濃厚な味だったようです。

そしていよいよメイン。日替わりランチプレートのメインはイラブチャーのポワレでした。イラブチャーといえばあの真っ青で大きな魚。洋食メニューに出てくるところはさすが沖縄ですよね。白身の上にはほうれん草、チーズ、下にはフレッシュなトマトソースが敷かれており、付け合わせの野菜もボリューミーです。

気になるイラブチャーのお味は淡白でしっとり。臭みなどはまったくありません。塩加減をやや濃いめにすることでトマトソースや付け合わせの野菜の甘みを引き立たせているような気がしました。魚料理ってポーションが小さめなイメージがあるのですが、こちらは半身を贅沢に使用しているのもうれしいです。

続くローストビーフはうっすら桜色のきれいな断面。お肉の柔らかさや味わいはもちろんですが、自家製のグレービーソースが絶品でした。お肉の旨みをギュッと凝縮したようなコク深さ。それに西洋わさびをつけるとなお美味しい！

料理のオーダーからはじまり食後のコーヒーに至るまで一時間ちょっとのランチでしたが、すべてフルサービスなのでゆったりと過ごせました。周囲を見渡すと、蝶ネクタイとパンツ姿がカッコイイホールスタッフさんたちはベテランの方が多い印象。皆さん目配り、気配りが行き届いており、料理の提供や水のお替りなどのタイミングもバッチリです。こういう丁寧なサービスもレストランの魅力のひとつなのだと改めて実感しました。

ちなみにレジの手前にはケーキのショーケースやオリジナル商品の売店もありました。自分用に購入するのもいいですし、ドレッシングやアグー豚のボンレスハムなどは手土産にも喜ばれそうです。もしかするとスマートに会計を済ませて、恋人にこんなプレゼントまで渡す人もいるのかな…？そんな人、本当にいたら紳士すぎ。いや、貴族すぎ。

「ピザハウス本店」

〒901-2134 沖縄県浦添市港川2-20-5

ＴＥＬ 098-875-3939

営業時間／平日・日曜・祝日11時30分～15時（L.O14時）、17時30分～21時30分（L.O20時15分、ドリンク20時45分）

金曜・土曜11時30分～15時（L.O14時）、17時30分～22時（L.O20時45分、ドリンク21時15分）

定休日／毎週火曜日、元旦、旧盆最終日

駐車しやすさ／★★★★★（駐車台数多め＆スペース広めで停めやすい）

ドライブ魅力度／★★★★（港川外人住宅がすぐ後ろにあるので観光におすすめ）