2021年那覇市安里にオープンしたヒューイットリゾート那覇。その最上階に位置するグリルレストラン「MASAN(マーサン)」に行ってきました。結論から申し上げるとこちらのディナーコース、ここ最近で一番感動した内容でした。写真多めでアップします。▶ヒューイットリゾート那覇の客室、朝食ブッフェなどの宿泊記はこちらからどうぞ。
街の喧騒を離れ、非日常の中で食事を楽しむ
ヒューイットリゾート那覇は、2021年7月にオープンしたまだまだ新しいホテル。今回ご紹介するグリルレストラン「MASAN」は、そんなヒューイットの最上階(13階)に位置する絶景レストランです。
エレベーターで最上階へ向かうと無機質な狭い通路の先にレストラン入口が見えてきました。「従業員用の通路なのか?」と一瞬、躊躇するようなビジュアルですが大丈夫!思い切って入ってください。
バックヤードの入口と間違えられそうなエントランス(失礼!)と打って変わり、店内はセンス溢れる独特の空間。このあたりの落差がゲストを非日常へと一気に誘うのかもしれませんね。海を望めるわけではありませんが天井が高く開放感があるため、夕方から夜にかけて移りゆく景色を思いっきり堪能できます。
季節を味わうディナーコース
今回は夕朝食付きプランで宿泊。宿泊プランにセットされた夕食が今回ご紹介するプリンセスディナーコースです。このコースはウォークインでの利用も可能であり、シティリゾートホテル最上階のレストランとしては破格の税込4,000円。正直、まったく期待しておりませんでしたが(いやいや、期待しとけよ!)、これが序盤から圧倒的に裏切られることになるのです…!
まずはこちら、初ガツオを使った涼やかな一品。アミューズと前菜、サラダを兼ね備えた存在でしょうか。この時期ぴったりの初ガツオで初夏を感じさせる一方、右上にはキュウリで作った可愛らしいカエルの姿にもほっこりします。夏の季語となる「青蛙」をシレっと表現しているのだと思いますが、このキザな感じは嫌いじゃないぞ!むしろ大好きだ。
二品目には夏の代名詞である鱧がやってきました。下処理に結構な手間がかかる鱧をメニューに入れる時点でMASANの本気を感じます。その下に続くコンソメのジュレとフラン(洋風茶碗蒸し)もさらに繊細な味付けで大変美味。メニューに記載されている「梅の香り」を邪魔せず上手に引き立てる感動のクオリティです。これだけでワイン1本空く勢いだわ。
続いての料理は「鮮魚のグリエ アスパラガスのロティ ローストしたパプリカの泡を添えて」。皮目がパリッと焼かれたアカマチ(和名ではハマダイ)が旨いのはもちろん、口の中でとろけていくかのようなパプリカのソースも絶品です。
パンもアツアツの状態で提供するなど、サービスレベルも抜かりなし。パンそのものも美味しいのですが、先ほどのパプリカソースがあまりにも美味しすぎてパンが止まりません。肉料理を前にしてすっかりと消えて無くなっていきました…
メイン料理の最後を飾るのは牛フィレ肉。4,000円という金額設定のため県産ブランド牛などではありませんが、しっとりと柔らかく臭みも皆無。この価格帯でどうしてこんなに美味しいお肉が用意できるのか不思議なくらいです。サイズ的にもまあまあの大きさで二重の驚きでした。
ここまでで既に大満足なのですが、最後のスイーツもハイクオリティ。沖縄らしい南国フルーツに口の中がさっぱりします。これにコーヒー/紅茶まで付いてくるなんて本当コスパ良し。
アラカルト、ドリンクメニュー詳細
ちなみにコースの他にアラカルトメニューも用意されているのでつまみに軽く一杯、なんて使い方もOK。お子さまメニューもありますが、幼児向けというよりも小学生ぐらいがターゲットかもしれません。
我が子はまだそこまで量を食べない&食べムラがあるため、コースを取り分けつつ大好物のポテトフライをオーダーすることに。スタッフさんに塩味が濃いか否かを伺ったところ「塩とケチャップは別添えしましょうか?」とわざわざ提案してくださるなど気配りも満点でした。ま、予想に反してうちの2歳児はコース料理をバクバク食べていたんですけどね。食べムラはどこに行った!?
ドリンクメニューは上記の通りです。コース料理が4,000円という金額設定だからか、ドリンク類は少々割高に感じてしまいます。市販価格の4倍程度の値付けでしょうか。ハイアットリージェンシー瀬良垣アイランドのイタリアンでもワインボトルは同じく4,500円から用意されていたのでこのあたりがハイクラスホテルとして最低ラインなのかもしれません。でもコース料金とのバランスを取るならボトル3,500円~ぐらいの方が納得するかも…
▶【コースディナー&朝食ブッフェ】ハイアット リージェンシー 瀬良垣アイランド 沖縄の食事メニュー公開。沖縄ホテル宿泊記、駐車場情報あり
とはいえこんなに美味しいお料理を前に飲まないワケにはいきません。今回は最もリーズナブルなスパークリングワインをオーダーしましたがワインクーラーもバッチリ用意いただき、都度注いでくれるサービスはやはりホテルならでは。また、子どもの様子を常に気にかけていただき、ちょこちょこ相手もしていただくなど終始心のこもったスタッフの皆様の対応に感激しました。
食後はプールサイドを散策
食後はレストランのすぐ隣りにあるインフィニティ―プール付近をお散歩。お酒はもちろんですが、このロケーションや眺望にも酔いしれてしまいそうです。天気が良ければ日没後から20時まで3Dホログラムが上映されるので、宿泊の際はお忘れなく。
子ども連れのコース料理は正直めちゃくちゃ気を遣うのですが、最高の料理と最高の雰囲気、心地良いサービスのおかげで親子ともども大満喫の夜を過ごせました。ここはすごい。
沖縄・那覇市「ヒューイットリゾート那覇」グリルレストランMASAN
〒902-0067 沖縄県那覇市安里2丁目5−16 ヒューイットリゾート那覇13F
TEL 098-943-8325
営業時間/11時30分~14時30分(L.O.14時)、18時~21時30分(L.O.21時)
定休日/なし
公式サイト https://hewitt-resort.com/naha/
駐車しやすさ★★★(ホテル敷地内のエントランス部分や車寄せ部分も広々としており難易度は低め。ただ、機械式駐車場なので大きめの車だと車幅が結構ギリギリ)
ドライブ魅力度★(国際通りの最も北東端に位置する安里三差路のすぐ近く。ドライブで巡るというよりも、徒歩での観光に最適なエリアです)
ヒューイットリゾート那覇のアクセス
ヒューイットリゾート那覇の駐車場
331の客室数に対して駐車場は84台なのでピークシーズンは早めに行った方が良いかも。徒歩2分の距離に中華が美味しいホテルロイヤルオリオン、徒歩3分の距離には栄町があり、元祖センベロの足立屋も徒歩15分とギリ徒歩圏内。徒歩3分の「安里駅」からゆいレールを利用すれば行動範囲も広がりますね!
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投稿:ash
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