那覇市小禄にある沖縄そばの店「なかざ家」は超濃厚な豚骨ダシが特徴。真っ白いスープを一口啜ると、豚骨ならではの濃厚な旨みと甘さに衝撃が走ります。ここ、すごい。注文を受けてから炙る軟骨ソーキとオリジナルの調味料、スタッフさんの温かさもイイ感じ。那覇空港近くなので旅行の初日または最終日に立ち寄ってみてはいかがでしょうか~?
お弁当屋から沖縄そば屋にリニューアル
元々は地元で愛されるお弁当屋兼食堂だったなかざ家さん。その間好評だった沖縄そば一本に舵を切り、沖縄そばの店として2021年に生まれ変わりました。
店内はテーブル席のほかにお座敷もあるので子連れでも安心して食事ができます。やはり新しいお店は清潔感があって良いですね~。
純白の濃厚豚骨スープが美味しい沖縄そば
気になるメニューは上記の通り。自慢のソーキそばを筆頭に、ゆし豆腐を乗せたゆしそば、野菜そばなどのアレンジそば各種、さらにはご飯系まで揃っています。沖縄そばはお腹の空き具合に合わせてサイズが選べるところがうれしいです。
相方がオーダーしたのはソーキそば(中)。うわぁ~本当に白いスープ!想像していたよりも真っ白です。これが陶器肌ってやつでしょうか。あまりの美しさに藤田嗣治の絵画を思い出しちゃいました。
沖縄そばのスープはかつおや昆布、豚骨などをブレンドするのが一般的だと思いますが、こちらはじっくり抽出した豚骨メイン。お弁当屋時代から何度もブラッシュアップして作り上げたそうで、塩気のきつさや脂っこいガツンと感は一切なく、豚骨ならではの旨みと甘みが楽しめる濃厚味で勝負しています。
まろやかな純白スープと合わせて、上にドドンと乗った炙りソーキもこだわりの逸品。注文を受けてから炙るので香ばしく、軟骨ソーキなので骨まで柔らか。もう見た目からして美味しいやつやん…!
三枚肉がゴロゴロ乗ったなかざ家そばもおすすめ
自分が頼んだのはなかざ家そばの小サイズです。純白スープはソーキそばと同じですが、こちらは細かく刻んだ三枚肉がゴロゴロ入っています。
真っ白なスープに対して麺はかん水を加えた黄色タイプ。中太の麺がスープをがっちり掴んで離しません。
そういえば沖縄そばに欠かせない紅ショウガが見当たらないな~と思っていたら、卓上にお店手作りの生姜の甘酢漬けが置いてありました。これを加えると生姜効果で体もじんわり温まり、ちょっぴり薬膳スープのような感覚に。生姜が好きな人は確実にヒットすると思います。
オリジナル調味料、サーターアンダギーも販売中
かくしてスープから具材、麺、味変要員に至るまでこだわりが詰まった沖縄そばに大満足。はぁ~最高だったぜ…と席を立とうとしたところ、お店のお母さんがニコニコしながら揚げたてのサーターアンダギーを持って来てくれたではありませんか!こちらはメルカリで販売しており、カリふわ食感とフレーバーの多さで大人気なんだとか。で、遠慮なくいただくとこちらも文句なしに美味しいのです。
店頭では先ほどの生姜の甘酢漬けと「豚グース」なるオリジナル調味料も購入できます。豚グースはなかなかにパンチの効いた味で沖縄そばのほかにパスタ、ピザなどの洋食にもピッタリだと思います。研究熱心なお店の姿勢に脱帽するとともに、「地元の人にも観光の人にも、せっかく来ていただくのだから美味しいものを出したい」、そう話してくれたお母さんの言葉がとても印象的でした。
沖縄・那覇市「なかざ家」
〒901-0155 沖縄県那覇市金城3-7-1
TEL 098-859-0214
公式サイト https://www.nakazaya.co.jp/
営業時間/10時~15時
定休/月曜日・不定休
駐車しやすさ★(店舗前に駐車できたら駐車してOK。スペースは1、2台分)
ドライブ魅力度★★★(周辺は学校や住宅街に囲まれているものの、空港に近いのでアクセス良し)
なかざ家のアクセス・駐車場
スープそのものが主役級に美味しい沖縄そば。メニューの中に具なしの素そばがあったのも納得です。サーターアンダギーはメルカリで「なかざ家」または「NAKAZAYA」で検索してみてください。抹茶やチーズなど珍しいフレーバーが楽しめます。
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投稿:あくまる
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