· 

【沖縄ホテル宿泊記】皇室御用達の老舗高級ホテル「沖縄ハーバービューホテル」のクラブフロアとスタンダードルームを比較。駐車場・客室・プール情報あり

那覇空港から車で約10分「沖縄ハーバービューホテル」
那覇空港から車で約10分「沖縄ハーバービューホテル」

那覇を代表する老舗ホテルといえば、泉崎にある「沖縄ハーバービューホテル」。クラブラウンジが利用可能なクラブダブルと、最もリーズナブルなスタンダードツインの両方に泊まってみたのでその違いを含めてご紹介したいと思います。▶クラブラウンジの内容はこちらからどうぞ。

沖縄県民に愛されるクラシカルホテル

沖縄県民の心に深い尊敬と憧れが根付いています
沖縄県民の心に深い尊敬と憧れが根付いています

ハーバービューの創業は1975年。開業年が20年以上離れているので設備的・デザイン的に最新のホテルとの違いはあるものの、皇室御用達かつ国内外の要人を迎える老舗高級ホテルの風格は今も色褪せません。那覇に住んでいた頃、ハーバービューかナハテラスのいずれかで挙式をすると「新郎新婦、頑張ったね」と親族や友人から評価されるんだよ、なんて話を伺ったこともある名門ホテルです。

全ての客室がシティビュー
全ての客室がシティビュー

ちなみに「沖縄ハーバービューホテル」という名称から当然海が見えると思われるかもしれませんが、ここのホテルは全室シティビューなのでご注意を。在沖米軍や米軍属の社交場であり、沖縄鹿鳴館ともいわれた「ハーバービュー・クラブ(Harbor view Club)」の跡地に建てられたのが由来だとか。

クラブダブルとスタンダードツインの違いとは

25㎡のクラブダブル
25㎡のクラブダブル

半年ほど時期がずれてはいますが、クラブダブルとスタンダードツインの両方に泊まってみたのでそれぞれの客室をアップすることにしました。まず上の写真はクラブダブルの様子。オットマン付きのシングルソファーが良い味を出しています。

浴室はガラス窓で寝室と区切られているのでロールカーテンが必須
浴室はガラス窓で寝室と区切られているのでロールカーテンが必須
洗面台もシンプルにまとめられており、清潔感もバッチリ!
洗面台もシンプルにまとめられており、清潔感もバッチリ

クラブフロアとはいえ浴室はトイレや洗面と一体型のユニットタイプ。このあたりは半世紀近く前の建物ゆえにリニューアルの自由度が低いのでしょうね。とはいえ快適さは全く問題ありません。

UCCカプセル式ドリップコーヒーメーカー
淹れたてのコーヒーがお部屋でいただけます

客室内にはUCCのカプセル式トリップコーヒーメーカーやミネラルウォーターが用意されていました。クラブフロアのゲストはラウンジが利用できるため自由にコーヒーもいただけるのですが、好きな時に飲めるのはうれしいかぎり。わざわざ部屋から出たくないという時に便利です。

クラブダブルと同じ25㎡のスタンダードツイン
クラブダブルと同じ25㎡のスタンダードツイン

続いて、スタンダードツインの客室はこんな感じ。お部屋の広さは同一であり、正直どちらもシックな雰囲気で渋いです(こちらの方が上質に見えるのは撮影機材が異なるからです…)。

スタンダードツインのシンプルで機能的なテーブルセット。テレワークにも◎
スタンダードツインのシンプルで機能的なテーブルセットはテレワークにも◎
ルームウェアも共通でした。柔らかな素材で肌触り抜群
ルームウェアも共通でした。柔らかな素材で肌触り抜群

客室の結論としては広さに違いはなく、どちらも雰囲気良し居心地良し。インテリアにそれほどの違いは感じられませんが、スタンダードツインにはコーヒーやミネラルウォーターなどのサービス、そしてクラブラウンジを使えるか否かの違いが大きな差なのでしょう。なお、ユニット式の水回りが気になる人はバス・トイレ別のクラブスーペリアツインかスーペリアツイン以上を狙っても良いかも知れません。

穏やかな時間が流れるガーデンプール

南国リゾートらしくプールの雰囲気は最高
那覇にいながら南国リゾートを満喫できます

客室探検の後はホテルの裏側に佇むガーデンプールに行ってみました。それほど大きなプールではありませんが、那覇の中心地でプール完備はとても貴重。すぐ近くに沖縄を代表する官庁街や住宅街があるとは思えない隔絶感に思いっきり癒されます。

向かって左側が大人用。右側の見切れている部分が深さ50センチの子ども用
向かって左側が大人用。右側の見切れている部分が深さ50センチの子ども用

夏季の営業中、宿泊者の利用はもちろん無料。水着のお姉さんが楽しんでいたため撮影は控えましたが、写真の右側部分が子ども用の浅いプールになっています。水深50センチなので1歳10カ月になるウチのチビちゃんはギリギリ立てるくらい。ちょうど遊ばせようと入場すると「小さな子ども連れなので日陰の席を使って!」と観光客っぽいご夫婦が声を掛けてくれました(涙…)。

琉球石灰岩の壁とグリーンのパラソルが上手くマッチしています
琉球石灰岩の壁とグリーンのパラソルが上手くマッチしています

その後もバブリーそうなおじさまが優しく声を掛けてくれたり、美人のお姉さんが一緒にチビちゃんと遊んでくれたり、スタッフの方も色々と気遣ってくれたりと、人の温かさにジーン…。小さなプールだからこその一体感といいますか、全員が同じ空間をゆるやかに楽しんでいる雰囲気が本当に素敵でした。

夜間はライトアップされて大人の雰囲気
夜間はライトアップされて大人の雰囲気

インフィニティプールなど今風の設備やデザインばかりに注目してしまう映え全盛期の昨今ですが、こちらのホテルには伝統や格式、ホスピタリティに魅了されて訪れるゲストも多いのだと思います。沖縄には本土のような100年ホテルはありませんが、沖縄ハーバービューは名実共に沖縄を代表するクラシカルホテルなのは確実。宿泊するたびに好きになる、とっておきの場所です。

沖縄・那覇市「沖縄ハーバービューホテル(旧ANAクラウンプラザホテル沖縄ハーバービュー)」

〒900-0021 沖縄県那覇市泉崎2-46

TEL 098-853-2111

公式サイト https://oka-hvh.com/index.html

駐車しやすさ★(いやいや、こりゃーハードル高いよ!)

ドライブ魅力度★(街中なのでドライブより徒歩の方が便利かも。ちなみに国際通りへは徒歩10分ほど)

沖縄ハーバービューホテルまでのドライブルート

沖縄ハーバービューまでのドライブルート1
ハーバービュー通りを県庁方面へ
沖縄ハーバービューまでのドライブルート2
一方通行の狭い路地に進入します。沖縄では珍しく歩行者や自転車も多いので要注意
沖縄ハーバービューまでのドライブルート3
道幅はまあまあ狭いですが、一方通行なのでこの辺りは問題なし
沖縄ハーバービューまでのドライブルート3
一方通行の先に沖縄ハーバービューホテルが見えてきます。大きなガジュマルの木が目印

沖縄ハーバービューホテルの駐車場

沖縄ハーバービューホテルの駐車場1
屋内駐車場はご覧の通りかなりの狭さ。旧車であれば十分な横幅なのでしょうが現代の車であれば結構厳しいレベルです。隣りに車を停められたら乗り降りできないよ…
沖縄ハーバービューホテルの駐車場2
大型車の場合はホテル正面の屋外駐車場がオススメ。ただし台数が少ないので早めに行かないと埋まってしまいます

温かなホスピタリティに溢れるスタッフの皆さんと客層の良さが◎。施設自体の古さは否めないものの、このあたりが沖縄を代表する老舗高級ホテル所以なんだろうな~と実感しました。


※本記事の写真・文章の無断転載・無断使用はご遠慮ください。


関連記事

もっと沖縄ホテル



投稿:ash

あわせて読みたい




同じカテゴリの記事をもっと読む