今回ご紹介する「潮風のラウンジ」は、ガーデンヴィラのラウンジアクセス付きプランやグランドコテージ、グランドコテージメゾネットなどに宿泊するゲスト専用のラウンジ。沖縄が誇る老舗高級リゾートホテルにふさわしい、上質なサービスを体験してきました。▶オクマの客室やビーチといったホテル概要の情報はこちらをご覧ください。
オクマビーチ前の贅沢な専用ラウンジ
チェックイン後、少し客室でくつろいだあとに早速「潮風のラウンジ(CLUB SHIOKAZE)」へと向かいました。一般道を隔てた先にあるためフロントから徒歩3分程度、客室からはそれ以上の移動が必要となりますが、ここのラウンジは何度も足を運びたくなるほどの場所。だってオンザビーチのこのロケーションが本当に素晴らしいのです。
ビーチのすぐ目の前に建つクラブラウンジは沖縄のリゾートホテルの中でもここだけではないでしょうか。まさに潮風がダイレクトに聞こえてきそうな距離感。建物の雰囲気は高級路線というわけではありませんが、草木で彩られたメイン棟同様に自然と調和しているこの空気感こそがオクマらしさなんだと思います。
穏やかな海を眺めながらティータイム
チェックインは15時からなので到着日はティータイムからスタートです。オクマのクラブラウンジでは朝食の時間が設けられていませんが、別棟のビーチサイドカフェオアシスでラウンジ専用の朝食が用意されますのでご心配なく。また、ここのラウンジはすべての時間帯で年齢制限なしというのも大きなポイントです。
- リラックスタイム/10時30分~14時
- ティータイム/14時~16時30分
- カクテルタイム/17時~19時30分
- バータイム/19時30分~21時
ティータイムでは各種ドリンクと合わせて日替わりのパティシエ特製スイーツが楽しめます。この日は口当たりなめらかなブラマンジェや紅茶のパウンドケーキ、紅芋ちんすこうなどが並んでいました。どれも小ぶりのサイズなので食べやすく、少しずつ味わえます。
飲み物はトロピカルジュースやコーヒー、紅茶のほか、ティータイムからオリオンの生ビールが登場。妊娠中の方や「ちょっと近隣まで出かけたい」という場合には、オリオンのノンアルコールビールも用意されているので安心です。オーシャンビューの景色とともにまったりとスイーツタイムを過ごせました。
カクテルタイムはたっぷり2時間半
続く17時からはカクテルタイム。ホテルに来ているのか、アルコールを飲みに来ているのかすら分かりませんが、オンザビーチで楽しめるのはやはり最高ですね。明るいうちからアルコールに身を浸す背徳感ったらありゃしません。晴れた日にはエメラルドグリーンの海が抜群のつまみになってくれます。
アルコールの種類は地元の泡盛メーカーをはじめ、ウイスキー、ワイン赤白、スパークリングワインなど一通り揃っています。泡盛にはやや独特のクセがあるため、初めての方は一度少量テイスティングして試してみるのが良いかもしれません。最もポピュラーな飲み方は水割りですが、炭酸やジュース類で割っても結構イケると思いますよ。
オリオンの生ビールは全自動で注いでくれるのがかなり面白い。グラスをセットするだけで見た目にも完璧なオリオンビールが完成します。簡単かつスムーズにビールを楽しめるため、気付けば2杯、3杯と無限ビールを味わってしまいました。酒類は決して多くないものの、なんせ仮に最初から最後までカクテルタイムを過ごしたとすると合計2時間30分!本気で飲みたい方には楽園ではないでしょうか。
フード類についてはあくまでもカクテルタイムなのでつまみ的なメニューが中心ですが、事前にチェックしていた口コミよりも種類、量ともに満足できるものでした。ただし、小食女子以外では食事代わりになるような感じではありません。炭水化物系がほぼないのであくまでもお酒のアテという位置付けです。
ちなみに19時30分~21時はアルコールと乾きものが用意されたバータイムとなります。レストランで食事をとり、その後にフラッとナイトキャップをいただきに訪れるのも良さそうでした。
ビーチカフェで特別な朝食を
続いて翌日にいただけるのがクラブフロアゲスト専用のモーニング。先述のラウンジは午前10時30分のリラックスタイム(ソフトドリンクのみの提供)からスタートするため、朝食は別棟の「ビーチカフェ・オアシス」で提供されます。
こちらもラグジュアリーなラウンジ、というよりも肩肘張らない居心地の良い空間という感じ。ランチタイムには普通のカフェとして開放されますが、個人的には「潮風のラウンジ」よりも「ビーチカフェ・オアシス」の雰囲気の方が好みでした。
料理のディスプレイから洗練されており、清潔感も抜群。結論から申し上げるとこのビーチカフェ・オアシスの朝食、もう本当にすごくて久しぶりに感動しました。大規模キャパのビュッフェ会場とは違って限られた人数に提供されるため、どの料理も丁寧に作られてあり、行列に並ぶ必要もナシ。正直、満足度はクラブラウンジ以上かもしれません。
何十種類、何百種類など数で競えるほどのラインナップは決してありませんが、地産地消を中心に一つ一つこだわった食材はビジネスホテルとは一線を画す美味しさ。2017年のリニューアルオープンに合わせて進化したのが分かります。
ライブキッチンは見た目にも楽しい出来立てオムレツ
朝食ビュッフェの定番ともいえるライブキッチンのオムレツも、地元大宜味村の養鶏所直送の新鮮卵を使用するこだわり。ちょっとしたシティホテルでも取り入れているサービスですが、シンプルな味付けで卵本来の美味しさが際立っています。遊び心を感じるかわいらしい見た目にも子どもは大喜びでした。
さらに驚いたのがドリンク類の充実です。温かなコーヒーをテーブルまで運んでくれるサービス(タイミングを見てその都度サーブしてくれる!)にはじまり、島野菜や果物を使ったオリジナルスムージー、デトックスウォーター、果実酢、カフェインレスのコーヒーなど、飲み物だけでも約20種類がずらりと並んでいます。
しかも高単価のyogaやおっぱヨーグルトなんて正直ビュッフェで提供するような商品ではありません。確か道の駅でおっぱヨーグルトは200円程度で販売されていたような…。太っ腹すぎるぜオクマ。
一角には朝からスパークリングワインまで冷えているので連泊する方にはぴったり。目の前に広がるビーチを眺めながら食べたいものを食べて、飲みたいものを飲む。いやぁ~これぞ理想の休日ですね~!
ちなみにパッションフルーツが未熟の状態で置かれていたのはわざとでしょうか?完熟すると表面の皮がシナシナに変化するのですぐに未熟と分かってサラダにかけましたが、観光の方には分かりにくいかもしれません。「パッションフルーツって酸っぱいな~」なんて感想を持ち帰らないことをただただ祈ります…
いずれにしても、本当に素晴らしい朝時間を満喫。カクテルタイムのアルコールやアペタイザーだけで比較すると他にも素敵なホテルはいくつもありますが、圧倒的なロケーションとオクマならではの雰囲気はやはり特別。それにこのプレミアムな朝食ビュッフェは県内イチのレベルかもしれません。は~次こそは晴れて欲しい!
沖縄・国頭村「オクマ プライベートビーチ & リゾート」
〒905-1412 沖縄県国頭郡国頭村字奥間913
TEL 0980-41-2222
公式サイト https://okumaresort.com/
駐車しやすさ★★★★★(クラブラウンジ付を申し込むと、バレーサービスが付帯するのでラクラク。フロントスタッフの方が車の移動をしてくれます)
ドライブ魅力度★★★★★(道の駅許田から約45分。いや、結構遠いよ~。とはいえ海岸線のドライブなので晴れていたら景色は抜群。世界自然遺産のやんばる各地へのアクセスも抜群)
オクマ プライベートビーチ&リゾートのアクセス
クラブラウンジアクセス付きのゲストでも、もちろんメインダイニングであるサーフサイドカフェが利用可能です。潮風の朝食ビュッフェは完全洋食のため、より沖縄らしい料理を楽しみたい方、小さなお子さま連れの方、洋食よりも和食党の方はサーフサイドカフェを選んでも良いかと思います。
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投稿:ash
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