高速道路の北部最終地点・許田ICにほど近い「沖縄サンコーストホテル」に泊まってきました。沖縄県内でも屈指のコスパ宿として人気のこちら、ただお安いだけではなく楽しめるポイントがたくさんありました。客室、アメニティ、館内、駐車場など写真多めでアップします。▶沖縄サンコーストホテルの夕食・朝食記事はこちらからどうぞ。
一人5千円以下のお手頃ホテル
時期やタイミングにもよりますが、だいたい一人1泊4,000円台(朝食付き!)で泊まれる「沖縄サンコーストホテル」。ガソリンも食料品も、いろいろなものが続々値上がりしている状況でこの価格をキープしているのは本当にすごいことだと思います。
開業したのは平成元年(1989年)なので時代を感じる部分はあるものの、それがかえってノスタルジックで新鮮。那覇市にある「パシフィックホテル沖縄」と似たような雰囲気かもしれません。沖縄自動車道の終点・許田ICから車で5分という立地なので北部観光にも行きやすく、道路を一本挟んだ先には遊泳可能な幸喜ビーチが広がるロケーションが魅力です。
ファミリーは和室付きの客室がイイ
チェックインを済ませた後は早速お部屋に行ってみました。大人2名+幼児なので約21平米のスタンダードツイン(洋室)にしようか迷ったのですが、そこまでお値段が変わらなかったため今回は和洋室のデラックスルームに決定。キッチンは全室に付いており、リクエストすればキッチン用品もレンタルできます。
最大6名まで宿泊可能なこちらの客室、約44平米もあるのでベッドルームだけでもこんなに広~い!しかも深く沈みこまず、硬すぎない絶妙な寝心地のベッドです。どこのマットレスなのかと思ったら、まさかのシモンズ社製でした。お手頃価格なのに手抜きナシです。
隣りのお部屋は6畳の和室となっており、とりあえず荷物を置いてゴロゴロできるのがイイ。ベッドを使わない場合は布団を敷いてこちらで寝ることもできるそうです。我が子はベッド大好きなので布団の出番はありませんでしたが、安全面を考えるとそういった使い方の方が良いかも。
客室の入口から見た場合はこんな感じです。右がベッドルームで左が和室。各部屋は扉で区切られており、夜中に子どもが寝た後に大人だけダイニングでこっそり晩酌なんてこともできました。
バスルームは開業年からして旧式のユニットタイプなのは仕方ないことかもしれませんが、シャワーヘッドと洗面の蛇口は新しいものに交換されていて使いやすかったです。できる範囲で工夫して努力する、そんな気概にもグッときます。
眺望はオーシャンビューというよりも…
そして客室探検のラストを飾るのは客室からの眺望!ということでワクワクしながらバルコニーに向かうと、お、おおおお…。そうなんです、こちらのホテル、道路を一本挟んだオーシャンビューなのですが、実は向かいの「ベストウェスタン沖縄幸喜ビーチ」がめちゃくちゃ主張してくるポジショニングなのです。これはもはやオーシャンビューというより、ベストウェスタンビューといった方が正しいかも。
正面はもちろんのこと、右を向いても左を向いてもやはり視界の一部に必ず入ってくるベストウェスタン。道路を挟んで建っているので圧迫感はまったく感じませんが、最終的にベストウェスタンが気になってチラ見してしまいまうこと必至です。もしかすると隣家で育った幼馴染の心境ってこんな感じなの?そのシチュエーションで育った人、いたら真実を教えてください。
KPGグループならではの丁寧な接客
客室からの景色に驚きつつも幸喜ビーチの海のグラデーションにはしっかり癒されますし、宿泊料金を考えるとかなり納得できるかと思います。全室キッチン付きなので連泊したらもっと楽しめそう。
また、全国各地でホテルやレストラン事業を展開するKPGグループが運営しているため、スタッフは皆さん温かな接客でとても気持ち良く過ごせました。設備面に関しても今後さらにブラッシュアップもしくは同グループホテルとの提携といった展望が期待できるかもしれません。
2021年10月からはホテル駐車場裏手の広場を整備してキャンプ場としてのネット予約もスタートしたそうです。サイト使用料は1区画1泊3,500円~、追加料金を払えばホテル客室のシャワーまで利用できてしまうとか。こういうステイも面白そう!
近くにコンビニ、飲食店ありで利便性良し
ちなみに眺望でかなり主張してくるベストウェスタンですが、1階には24時間営業のファミリーマート名護幸喜店が営業していてとても便利です。名護市街には飲食店やスーパーなどが無数にあるものの、この辺りにはほとんどないので深夜にちょっと夜食を…なんていう時に重宝します。
その後ろに広がる幸喜ビーチについてもホテルのプライベートビーチではないため誰でも自由に入場可能。ビーチ周辺の遊歩道には複数のニャンが生息していてとてもかわいかったです(野良なので懐きはしません。餌付けNG)。
以上、お手頃価格で沖縄ホテルを満喫したい人はかなりおすすめできる「沖縄サンコーストホテル」の宿泊記でした。ファミリーや団体旅行向けの宿のためコロナ禍の今は非常に厳しい経営状況だと思いますが、現場の皆さんは変わらぬ接客で頑張っている様子が伝わってきました。キャンプ場をオープンするなど新しい試みを模索されているのもすごいです。感染が落ち着いて再びツアー旅行や修学旅行で賑やかになりますように。
沖縄・名護市「沖縄サンコーストホテル」
〒905-0025 沖縄県名護市字幸喜108番地
TEL 0980-53-0330(代表)
公式サイト https://suncoast.okinawa/
駐車しやすさ★★★★★(余裕の駐車台数。1泊1台500円、2連泊以上の場合は一律1000円)
ドライブ魅力度★★★★(名護市、本部町などの北部観光に便利)
沖縄サンコーストホテルの駐車場
ホテルの最終トンネル(?)が一瞬不安になりますが進むべし。配管剥き出しなのはインダストリアルなスタイルだと思いましょう。幼馴染との関係を疑似体験したい人もぜひ宿泊を。
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投稿:あくまる
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