宜野湾市民図書館へ入る角地にあるスコーンとマフィンのお店「nicoli」のすぐ隣、といえば地元の方はすぐにピンとくるのではないでしょうか。以前「TAKANE」というラーメン屋さんがあった跡地にオープンしたのが「中華飯店 泰林」です。ギトギトと脂っこくない、優しい味わいの本格中華に出合えました。
幹線道路沿いなのにスルーしがちな立地
店舗の位置はほぼウォーリーを探せ状態になっており、目視自体が厳しい難所にあります。それにも関わらず地元の方への説明は先ほどの通り一発で終わり、かつ宜野湾市民図書館から徒歩1分、琉球大学からも車で3分ほどという好立地。少し遅めのランチタイムに伺いましたが、それでも多くのお客様で賑わっていました。
小ぶりなお店は全部で16席ほどのキャパシティ。地域に根差した町中華の基本形といった雰囲気です。オープンして日が浅いことから清潔感も抜群です。女性スタッフさんの対応も上々で「ここ絶対に旨い店」なんて食べる前から確信してしまいました。
ツボを抑えたシンプルなメニュー構成
メニューのデザインも可愛らしく、店舗全体の統一感もなかなかです。店員さん曰く麻婆豆腐や炒飯が人気とのことで、この日はイチオシの麻婆豆腐をオーダー。相方は醤油拉麺と泰林焼売を選びました。
最初に出てきたのは泰林焼売です。中華せいろから湯気が溢れ出ており、本当に美味しそう。キッチンと客席が近いため、出来立てを届けられるのがうれしいですね。シンプルな焼売ですが熱々ジューシーで最高でした。
次にやってきた醤油拉麺も焼売と同様に奇をてらわない作りです。背脂チャッチャ系とは対極をなす、日常的にいただける素朴な味わい。チャーシューが豚肉ではなく鶏肉だったのが予想外ですが、糸唐辛子が良いアクセントになっていました。
麻婆豆腐はボリュームたっぷり
ラストに登場した麻婆豆腐はご飯とザーサイ、コーンスープがセットになった定食スタイル。熱々を口に運ぶと、シイタケやタケノコが入っていて食感がイイ。味の方は過度な辛みや痺れもなく食べやすい仕様になっていました。こちらは基本の麻婆豆腐ですが、それ以外にも「白麻婆豆腐（塩味）」と「赤麻婆豆腐（四川）」があったのでその日の気分や好みに合わせてオーダーすると楽しそうです。
決してスペシャルなものが出てくるわけではないものの、なぜか気が付くと食べたくなる。そんな魅力ある町中華に出合うことができました。次は点心をつまみに青島ビールでも飲みたいな～。
沖縄・宜野湾市「中華飯店 泰林（たいりん）」
〒901-2214 沖縄県宜野湾市我如古３丁目４−６
営業時間／昼の部11時〜15時、夜の部17時~24時
休業日／木曜日、不定休
駐車しやすさ／★（店舗前には1台分の駐車場のみ。道向かいの路地の先に４台分の駐車場がありますが、路地が狭い＆駐車場も狭いので小型車でないと厳しいかも…）
ドライブ魅力度／★（図書館や消防署、学校など公共施設が集まっている場所なのでドライブスポットはなし。ただ、沖縄自動車道の西原ICまで3分程度なので思いのほかアクセス良好）
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中華飯店泰林の駐車場
一つひとつ丁寧に作られているため、提供までの待ち時間はやや長め。時間に余裕を持って訪れたいものです。同じ宜野湾市にある「麻婆食堂福笑い」の麻婆豆腐はどうやったらこの味になるのか想像すら出来ないほどの異次元っぷりでしたが、こちらの麻婆豆腐はどこか懐かしい家庭的な味わい。毎日でも食べたくなるような心和む中華料理店でした。
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投稿：ash
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